みなさまこんにちは。
今日の松山はだいぶ寒いですね。
だいぶ秋っぽくなってきました。
体調を崩しやすいときでもありますので
みなさまくれぐれもお気をつけくださいませ。
今日は基礎学力というものについて触れたいと思います。
ねっと学習教室のテーマといってもいいのが基礎学力なのですが、学習していくうえでもっとも大切なものでもあります。
何かを学ぶとき、たとえば、車の運転でもいいですが、いきなり高速道路に出るなんてことはしないですよね。ある程度は教習場で操作のやり方を学び、その中で運転に慣れていきます。それから路上に出ていきますよね。その際にも、教習官の方がとなりでアドバイスなどされます。
そのあと、高速道路に出るためには、ある程度の運転の技術といいますか、慣れというものですよね、それから交通ルールも頭に入っている段階になって、ある意味では高度なドライブに出かけていくわけです。
学習面でもまったく同じことでして、いきなり応用問題をやろうとすれば、車でいえば事故のように、つまづいてしまいます。
教科書に沿った基礎的な学力というものをしっかり押さえましょう、それが身についていないといくらその先に進もうと思っても上手くいきませんということで、「基礎学力」というものを大切にしています。
ところが、この基礎学力というものですが、身につくのに非常に多くの時間がかかるのです。
たとえば、ふだん自転車に乗っている方は、自転車の乗り方など特に意識していませんよね。自然と足が動いているのであって、それにあわせて手を使ってハンドルを操作しています。みなさん昔を思い出していただければ分かると思いますが、最初は大変だったはずなのです。転んだり、ぶつかったり、補助輪をつけて練習したり、なかなか思ったようにこげない。
いくら運動神経がよい人でも、何度も失敗しながら身体で覚えていく。練習というものを繰り返しながら、それに時間をかけていくのです。
基礎学力もこれと同じで、これは基礎学力に限ったことではありませんけれども、時間がかかる。時間がかかることって人間あきらめやすいんですよね。大変だし面倒なことでもあります。
しかしどうでしょうか、あの自転車を乗れるようになって、行動範囲が広がる、今までいけなかったところにいけるようになる、という喜びはみなさん子どものころありませんでしたか?新たなものを見にいくことができる。なにか大人になったようなそういう成長の喜びとでもいいましょうか。
では、基礎学力は私たちをどこに連れていってくれるでしょうか。
決してそれは学歴というものではなく、優劣というものではなく、ものごとを考える力というものが基礎学力をとおして身についてくるのです。
何のために勉強するのか分からない、という子どもたちにはこのように伝えてあげてほしいのです。「誰かの役に立つために勉強するのだよ」と。
決していい会社に入るためということではなく、億万長者になるためということではなく、どうしたら人の役に立っていけるのかということ。それは幸せを生み出すことであり、困っている人を助けていくことであり、苦しみや喜びを分かち合っていくということです。そして、そのためには知恵というものが必要なのです。
知恵とはなんでしょうか。
幸せを生み出すための考える力です。
考える力というのは、プラスの方向性で使われたときにもっとも輝き、もっとも強くなります。そのための考える練習、訓練というものを勉強をとおしてやっているのだよと。そのように伝えてあげれば、どこにいけばいいのか分からず迷ってしまう子どもは出てこなくなると思うのです。あとはそれぞれの個性にあわせて、興味のある方向に伸びていくよう見守ってあげていただければと思います。
子どもたちは進みたい方向を自分で持っています。
それを最大限に生かしてあげる。決して押さえつけたり、無理強いしてほかのことをやらせたりするのではなく、忍耐をもって見守るということ。これは大人でなければできないことです。
基礎学力というものをとおして、なにを学んでいるのか、みなさまそれぞれの言葉で子どもたちに伝えていただければと思います。
オイカワ
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