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の続きです。
まずはアンケートのまとめです。
大きく3点に声をまとめられるのではないかと思います。
【公立・私立関係なく親の所得に応じて高校の授業料無償化、又は減額が望ましい】
これはアンケートの中でも最も票の多かったものです。
家庭の経済的な理由や環境、また本人の持病などによって、生徒の学ぶ意欲というものを妨げてはならない、という意見は多くの方が触れられていることでした。
学びたい気持ちのある生徒たちは、どんな理由があろうとも、確実にその機会を得られるような仕組みを整えることが必要です。高校まで義務教育とすることも、その一つの方向性として視野に入れておく必要があるという意見も多数見られました。
【奨学金制度の充実が求められる】
親の所得に応じて授業料無償化、または減額を求めるという声の次に多かったのが奨学金についてです。奨学金制度が充実している先進国と比べて、残念ながら日本は最低水準となっています。
授業料の無償や奨学金制度の種類の多さなど、教育制度が充実している国では、教育を国の“根幹”であると位置づけており、それに大変な力を注いでいます。その国の経済力はもちろん、科学力、文化力といった、国民が幸せに生きていける“豊かさ”につながる最も大切な土台だと考えられているのです。
今後できるだけ広範な生徒たちに奨学金が付与されることを目指していく必要があります。特に高校生における奨学金の制度・衆知はまだまだ足りていない現状です。返済不要のものも含めた複数の奨学金制度によって、家庭の経済力や子どもの成績や能力など、さまざまな観点から、学習意欲のある全ての人に均等に教育機会が与えられる必要があります。
【積極的な情報提供が必要】
今回の結果を読んでみて、みなさんいかがでしたでしょうか? 他の方の意見や考えに触れて、新たに知ったこともたくさんあったのではないでしょうか。
まだまだ不十分だとはいえ、現在利用できる奨学金やその他の制度を知らないという人もいらっしゃいます。窓口が分からない、給付の流れが分からない、とにかくなんだかよく分からない…表に現れてこないだけで、こういった思いを抱いている方は非常に多いのではないでしょうか。それを知っていれば自分にもできたかもしれない。そういった形で教育の機会が奪われるのはもう終わりにしなければなりません。
フェイスブックはもちろん、ソーシャルネットワークというものが広がっている“個人”の時代です。誰かに必要だと思われる情報を自ら積極的に発信していくことも一つの道ではないでしょうか。
イギリスには伝統的に「教育とは無償のサービスである」という考え方があります。
学習意欲のある人全てに平等に機会を与えられるような仕組みや意識、そういったものが根付いているのです。
日本は教育の家庭負担がとても高く、もっと国や地方が率先して、まずは教育が国・地方の根幹であるという認識に立ったうえで、教育費を充実させていく流れになればと思います。
生徒はもちろん、家族が教育費について頭を悩ます必要のない社会になることを心から願っています。
そのためにも、私たち一人ひとりが教育といったものをとらえなおし、まずはそれぞれができることからスタートすることで、意識を変化させていく必要があるのではないでしょうか。
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